一口馬主の源泉税
一口馬主とは、クラブに入会してそこに所属する競走馬に投資する馬主疑似体験のことです。公式な馬主とは違い様々な制限がありますが、その中でも自分が目をつけた愛馬の成長を見守りレース賞金ゲットの夢がある、娯楽要素の強い金融商品です。そんな一口馬主ですが、愛馬が賞を獲得すれば一部お金を受け取ることができます。この場合、源泉徴収税はどうなるのでしょう。
サラリーマンなど企業に勤めている場合、毎月もらう給料はあらかじめ税金の引かれた金額となります。所得税や住民税等国民の義務として支払う必要がある、あらかじめ引かれている税金が源泉税です。会社に勤めている場合このようにあらかじめ引いてあるので考える必要ないのですが、一口馬主の場合はどうなるのか、一般的な儲け方とは違うのですから分からないのは当然です。
一口馬主になることができるクラブは、「クラブ法人」と「愛馬会法人」と言う二つの会社から構成されています。
クラブの馬な賞金をゲットすれば、まずクラブ法人にそのお金が支払われますが、これはすでに源泉税が引かれた金額の支払いとなります。さらにそこからクラブ法人が愛馬会法人に賞金の配当をするのですが、そこでも源泉税が引かれた金額となります。そしてさらには、愛馬会法人が一口馬主に対して支払う配当も源泉税が引かれた状態でのものとなります。
それらすべては国に納められるので、国民の義務として受け入れなければなりません。
源泉税が引かれてしまっても、確定申告すれば一部そのお金が返ってくることもあるので、毎年の確定申告は怠らないようにしましょう。