儲かるの?一口馬主の配当金
JRA が認めている正式な馬主でも、競走馬の賞金を100%全てもらえるというわけではありません。それと同じで、一口馬主もまた競争馬が優勝したとしても、その賞金を全てもらうことはできないのです。
競争馬は、馬主だけで成り立っている金融商品ではありません。
立派な勝てる競争馬として育てるために、調教師が必要となりますし、厩務員の世話にもならなければなりません。
それに、賞金は獲得すれば騎手がそれをもらうのは有名な話ですよね。進上金として賞金の20%がそちらに配当されることとなります。
これだけで終りではありません。賞金を獲得すれば税金を支払う必要が出てきますし、一口馬主の場合はクラブへの手数料も発生します。
すべてを引くと、出資者がもらえるお金は配当金の6割から7割といったところです。
一口馬主のクラブによって、配当金のルールが若干変わってくるので、クラブ入会したならばそこの独自ルールを熟読する必要があります。
出走奨励金と言って、たとえ優勝していなくてもお金を受け取れることは多々あります。配当金はそのたび受け取れるのではなく、大体が毎月の支払いとなります。
出走奨励金のほか、距離別出走奨励賞、内国産馬所有奨励賞、など一般人には聞きなれないような賞の賞金を、一口馬主になれば受け取ることが可能となります。
競馬新聞等に掲載されていない賞金を受け取ることができるのもまた、「通」と言う感じで嬉しいですよね。ちなみに、確定申告を行うことで源泉徴収された税金が一部返ってきます。確定申告は忘れないよう毎年しましょう。